上田知事に県政改革の促進の申し入れをしました。
当会派は上田知事のこれまでの県政改革を高く評価していますが、それでも県庁の改革の遅れ大きくなりつつあると強く懸念しています。その遅れがさまざまな「症状」として現れているからです。
県庁が策定しつつある「埼玉県行財政改革プログラム」や「埼玉県5か年計画(案)」の審議過程で当会派は多くの問題点を指摘しましたが、それらはまだ知事の県政改革が道なかばでであることを示しています。
知事自身も重要政策にあげている「子どもの貧困対策・貧困の連鎖を断ち切ること」が全く計画案に掲げられていないことは、県政の歪みを端的に表している例であるとともに、放置すれば埼玉県の将来にとって危機的な問題になるでしょう。
また『行革プログラム』の内容として「テレワーク、フレックスタイム、ワークライフバランス、職員の健康増進」などに県庁職員のための施策があげられているのは、まだまだ県民に目が向けられていない典型的な例と言えます。
私たちだけに見えて知事にはまだ見えてこない「症状」があるのは、これまで知事が進めてきた改革がひととおり県庁に浸透した結果、県庁の職員は上田知事の思考法を理解し、「改革姿勢」だけを上手に知事に見せることを覚えてしまったからかもしれないと考えています。ですから、本当に県民の現実を理解できる県庁にするためには、改革局に民間人を起用することや変革の意欲のある若手職員を大胆に起用することなどの人事面でのブレイクスルーも必要であることも知事に進言しました。
右に掲載したのは、本日の面談で知事に提示したものです。クリックして詳細をごらんください。