行政の変化を嫌う体質をただす質問・答弁映像を掲載しました。
(木下県議の一般質問と上田知事の答弁のダイジェスト)
2017.03.06 2017.03.07

木下県議の質問:「国の動向を踏まえ」「今後も」「引き続き」という答弁は不要では?
これまで「国の動向を踏まえて」というような答弁が時折聞かれます。 これ、おかしいですよね。埼玉県はどう考えるか、で答えればいいいはずです。
さらに、「引き続き」「今後も」という答弁も気になります。この3日間の一般質問において も、いくつか「引き続き」「今後も」という結びの言葉がありました。
この言葉を聞くと、「あ〜 今まで通りにやるのね」と聞こえてしまいます。最後 に「今後も」「引き続き」とまとめられると、「今までもやっていますよ〜、これまで通りで〜 す」としか受け止められないのです。 もし、本当に質問の趣旨を受け止めて いただいているんだったら、この答え方、やめてみませんか。」
上田知事の答弁
「全く良い御提案をいただいております。私も内部的には、時々そういうことを申し上げたりしております。
ただし、国が法律改正などを検討している場合には、それと歩調を合わせざるをえない、このようなときもございます。
それ以外は「国の動向を踏まえ」と答弁する必要性は小さいのではない かと思っております。いわんや逃げの言葉として使うことは禁物だと思います。
次に、「今後も」、「引き続き」という言葉についてでございますが、それまで何もやってこなかったことをごまかすために「今後も」、「引き続 き」という言葉を用いて答弁しているとすれば、それは問題です。」
木下県議の質問「『引き続き』『今後も』という答弁はおかしい」(02:00)
上田知事の答弁(02:08)
木下県議の質問:計画偏重になり過ぎていませんか?
「以前行政は、長期的な視点がない、計画的に物事を進めていない、という批判をされている時代がありました。しかし今は少し計画重視、というよりは計画に全精力を傾注しているのかと思われる ほど、計画重視に振れすぎている面があるような気がします。 県庁の持っている計画の総数、いくつありますか。169本ですよね。計画を作るのに物妻くエネルギーを使っている。そして、それを締麗な書面、冊子にするの にも膨大な時間を使っています。
もう一度「必要なものと、簡素化したり無くしたりするもの」、をゼロベー スで検証したほうが良いと思うのですが、いかがでしょう。」
上田知事の答弁
「私も様々な計画が多いと正直、思います。
貴重な人材を計画の策定のために使うのではなく、結果を出すために使っていくべきだという考え方には基本的に賛成でございます。
ただ、重要なことは、おっしゃるとおり、計画のための計画で終わらせないことだというふうに思います。計画を作る以上、PDCAのサイクルをしっかり機能させたり、あるいは、確実な成果につなげるようにしなければならない、このことが大事 だと思っておりますので、正にこのことを肝に銘じて、しっかりと対応し ていきたいと考えております。」
木下県議の質問「計画に時間をかけて、成果をあげる時間を失っている」(04:06)
上田知事の答弁(00:51)